「理解とは誤解の総体である」

というのは村上春樹の言葉なんだけど、これって字面そのまんまの意味じゃなくて、

「誤解というのも理解の一部なのだから、真摯に受け止めなくちゃいけないよ」という書き手側への戒めと、

「自分の理解が誤解である可能性があるのだから、それを過信するな」という読み手側への警告の両方を含んだ言葉なんじゃないだろうか。


もちろん、この記事も彼の言葉への誤解の上にあるかもしれない。