夏目漱石「こころ」について

こころ (新潮文庫)

こころ (新潮文庫)


きちんと計算すると、先生の年齢は30代半ば、奥さんは20代後半だということを国語便覧で知った。口調のせいか、40代後半くらいに思っていたのに。
「私」は大学を卒業したところだから20代前半。奥さんは、先生とKが取り合いをしたくらいだから、さぞかし美しいのだろう。
「こころ」は「私」が東京行きの電車の中で「先生」の遺書を読むところで終わっているけど、その続きとして、「私」が奥さんを奪うという展開もいろいろと面白いんじゃないかなと思った。